フランス旅行〜競馬編〜


【9月30日】


ショッピング終了後、地下鉄に乗ってロンシャン競馬場を目指しました。
翌日の凱旋門賞の予習として・・・
行き方・馬券の買い方・見る場所・競馬場探検などなどをするために行きました。


 


改札と地下鉄です。
地下鉄のドアは自分で開けなくてはいけないのですが・・・
電車が止まる前に扉が開くよ・・・泣o
信号と並んで電車でもカルチャーショックでした (;´Д⊂)
最寄り駅から無料バスに乗って20分弱。ロンシャン競馬場に到着しました^^


 


上の画像が競馬場入り口。下は競馬場入ってすぐの外観。
入り口にはNHKの取材がいました(笑)
案の定、Yまこうさんと二人で止められて最初の取材^^3分ぐらいでした。
フランス革命は起きますか?’とか不明なこと聞かれました(笑)
‘起きます!起こします!!’と不明なことを返しておきました・・泣o
DQN行為をけっこうしたので、あながち間違ってはいないですね(笑)


競馬場内に入ってみると・・・日本人だらけキタァ!!!
日本人向けカウンターもありましたし、日本人向け用の馬券購入用紙もありました(笑)
探検しながら、歩いていると・・・正面から池江調教師キタァ!(´ー`)
一言だけ‘応援しています!’と伝えました(笑)
ちゃんと‘ありがとう’と返してくれました^^


 
 


1枚目遠めから見たロンシャン競馬場
2枚目競馬場内から撮ったスタンド外観
3枚目ロンシャン競馬場の芝生
4枚目パドック


世界一美しい競馬場と言われるだけあって、けっこう素敵な競馬場でした^^
おしゃれなカフェがあったり、帽子を被った美しい女性が多くて華やかだったり(笑)
スタンドも広くて、人もそこまで多くないから居心地は悪くないかも・・・
ただ、馬券売り場が少なすぎる・・・泣o


コースはめちゃくちゃ大きくて、色々な距離のレースが出来るのは凄い(笑)
芝生は人間が芝刈り機で整理していたし、芝の長さもめちゃくちゃ (;´Д⊂)
見た目は、重そうな感じには見えなかったです。


パドックは比較的小さめでしたが、欧州競馬はパドックの周る時間が短いですから、
パドックが小さくても馬がストレスに感じることはないのでしょうかね。
25頭立てとかだったらキツキツじゃないのか・・とかも思ったりしました(笑)


競馬場探索を終了した後は、競馬を楽しみました^^
Gallopに付いていた用紙に買い目を記入して、初馬券購入に挑戦!!
ボンジュール!(用紙を出して)シルブプレ!ってだけで買えました(笑)
余裕じゃん!(笑)
試しに、単勝馬連・3連複など色々と購入してみましたが、全部難なく買えました。
これで、馬券購入は問題なしと分かったので、馬券で勝負に徹しました!(笑)


この日は、ディープインパクトの帯同馬であるピカレスクコートが出走していました。
6レースのGⅡに出走していたのですが、人気は4〜5番人気ぐらいでした。



スタートして、いきなり逃げ出すピカレスクコート(笑)
4角⇒直線でも手ごたえが良さそうだったので、思わず応援しました^^
周りの外国人も‘タ〜ケ!タ〜ケ!’って叫んでいたので、
うちらも叫びました(笑)
結局、1頭にだけ差されましたが、見事に逃げ残って2着(´ー`)


この日は、5レース分の馬券を購入して、3レース的中(笑)
58ユーロの勝ちでした^^
新聞を見て、騎手と斤量と前走成績だけで適当に予想したら・・・
当たりまくりみたいな (;´Д⊂)
デットーリペリエ・スミヨン・武豊くんの4人を中心にして、
馬券を購入していただけですけどね(笑)


ピカレスクコートのレース終了後、
明日の場所を確認してから競馬場を後にしました。
ちなみに、バンダナ軍団も当然の如くいました(笑)
ゴール板を超えて20mぐらいのところに陣取っていました。
(ロンシャンは、ゴール目の前がメディア席になっていて入れないため)
ゴール超えたところはカメラを撮る人が固まっていたので、うちらは・・
ゴール前20mのところ(メディア席の角)の最前列に陣取ることに決めて、帰宅。



【10月1日】


この日は、朝6時に起床して、7時前には出発しました^^
前日、行ってたこともあり、最寄り駅までは簡単に行けたのですが・・・
朝早すぎてバスがないキタァ!泣o


変なフランス人に声をかけられて、くっついて行くもその人も迷ってる感じで、
全然使えなさそうだったので、その人から逃げました(笑)
タクシーを拾うも、タクシーが入れないとか言われ、乗車拒否されました (;´Д⊂)
ということで、駅からロンシャンまで歩いてみました。


推測で歩いてみたのですが・・・迷ったぁ!泣o
朝っぱらから、ブローニュの森を彷徨うアホ日本人(笑)
ちなみに、うちらのことをSTKしていた単独日本人も同じ距離歩いていました(乙)


地元民に聞きながら、なんとか8時30分ぐらいに到着。
1時間歩いていたことになりますね・・泣o
入場門の列には・・・日本人ばかり50人〜100人ぐらいの人がいました(笑)
列が完成していなくて、バラバラな感じだったので、とりあえず最前に並んでみた。


すると、柵で入場列を作り始めたのですが、
うちらの前がちょうど入り口になるという神っぷり(笑)
ちなみに、入場列が4箇所あったのですが・・・
一番左の最前列がバンダナ軍団でその隣の最前列が怪盗軍団^^


11時の開門まで3時間弱あったのですが、その間に色々なことがありました(笑)
岡部幸雄騎手・雨上がりの蛍原くん・松岡修三を見ました。
他にも何人か芸能人見ましたが、忘れました (;´Д⊂)


さらに・・・
取材を2〜3件、受けました(笑)一番食いついてきたのが優駿
開門前の状況から開門後の座席取りまで取材受けました^^
‘もしかしたら来月の優駿に載りますので!’と最後に言われました(笑)
名前もフルネームでちゃんと書いておいたので、もしかしたら載ってるかもです^^
地元テレビを含めたくさんのメディアに写真は撮られました(笑)


そうこうしている間に、11時の開門時間。
テンパッてたし、ワクワクしていたので待ち時間はあっというまでした(笑)
場所取りとレープロ取りに役割分担して、準備万端^^



これが凱旋門賞当日の入場券です(´ー`)
記念に1枚未使用が欲しかったのですが、買える状況ではなかったので断念。
事前に買っておいてマジで良かったです(笑)
買ってなかったら本当に悲惨なことになってた・・・


開門時には、入場門のムコウ側に取材陣多数・・ものすごい雰囲気でした(笑)


そんな中・・・
Yまこうさんが先陣を切って先頭で入場(爆笑)
入場するなりいきなりダッシュするDQNっぷり(笑)


続いて入場の私も入るなり、
日の丸国旗をマント代わりにして、めでたくダッシュ!(笑)
‘走っちゃダメ〜’とかいう声も聞こえました(笑)
走り出して20秒後ぐらいに段差に足が引っ掛かって靴が脱げる乙っぷり (;´Д⊂)
靴を手に持って裸足で目標の場所まで走りました・・・泣o


Yまこうさんがカメコ側になぜか場所取ってました(-人-)
私がちゃんと狙っていた角の場所を取ったので、場所取りは完璧でした^^
レープロ組も人数分とお土産分を無事に確保出来たので、第一段階は完璧(´ー`)


最前7連分と荷物置きのスペース用にダンボール引きました(笑)
フランス人からはかなり冷たい目で見られていましたね(;´Д⊂)
日本人からも‘日本人はどこでも座り込むんだから〜’という愚痴(笑)
DQN外国人はダンボールやら関係なく突っ込んできましたけどね・・・泣o


1レースは14時だったのですが、1レースが始まるぐらいからは、
座るスペースすらなくなるぐらい外国人が詰めてきたりしたので、
うちらも立ち上がって、凱旋門賞まで柵にずっとへばりついていました(笑)
私は、1レース前に全レースの馬券を購入していたので、トイレにも行かずに、
ご飯も食べずにずっと柵で場所を守っていました(笑)
馬券は一人ずつ買いに行って、6人で7人分の場所をずっと確保していました。
荷物も盗まれる心配があったので、ずっとみんなで守っていました(笑)
ずっと柵に寄りかかっているだけでしたが、色々と神経使って疲れました・・泣o


凱旋門賞当日らしく、お祭りムード。
日本の大レース時と同様に、馬場で演奏していました(笑)


 


上はパレードの様子。下は凱旋門賞発走直前のスタンドの様子。
凱旋門賞出走馬が登場してきたときなんかは、物凄い歓声でした。
5000人超えの日本人のディープインパクトに対する歓声は凄かったですが、
地元ハリケーンランへの歓声や、シロッコ応援団の歓声なども凄かった(笑)
デットーリへの歓声もめちゃめちゃ大きかったしね(笑)


ただ・・・ターフビジョンは、ほとんどディープインパクトを映し続け、
金子馬の勝負服を着ている日本人や国旗を持っている日本人などを映したりしていて、
‘主役=ディープインパクトみたいな感じになっていました(笑)
まぁ、単勝1.1倍とかありえない人気になったぐらいだから仕方ないのかな・・・



私が購入した凱旋門賞の馬券は・・・
ディープインパクト単勝100ユーロ
ディープインパクト − レイルリンク の馬連70ユーロ
ディープインパクト − ハリケーンラン の馬連70ユーロ
ディープインパクト − シロッコ の馬連60ユーロ
の合計300ユーロ!(´ー`)
単勝1.1倍とか分かってたら、2ユーロしか買わなかったのに・・・泣o


レース30分前ぐらいからは、ずっ〜〜〜とドキドキ状態!(笑)
菊花賞のときも凄いドキドキ感だったけど、それを確実に超えていました。
レース直前までずっと祈るような気持ちで、
ノートルダム大聖堂で購入したネックレスを握ってました(笑)
写真を撮るのも忘れているぐらいだったから、相当な緊張感だったんだろうなぁ。



そして、7レース(17時35分)凱旋門賞発走


抜群のスタートを見せるディープインパクト
スタートしてすぐに好位に取り付く武豊騎手。
内の後ろにハリケーンラン・前にシロッコを見ての絶好の位置・・・
ビジョンでは折り合いもついているように見えていたし、手ごたえも終始抜群。


道中でファーブル軍団に包まれないように早めに外に出して・・・
フォルスストレートで少し仕掛けてシロッコのすぐ後ろに付けて・・・
直線入り口で持ったまま先頭に並びかけるディープインパクト


残り400mぐらいでもまだ持ったまま・・・
武豊騎手が追い出してから先頭に立つディープインパクト・・・
このときの先頭に立つディープインパクトを見たとき、勝利を確信したぐらいでした。


この時点でもう涙が出そうな状況でしたから(笑)
後ろのフランス人はお構いなしに、
4角ぐらいからずっと跳びながら叫びながら応援してました(笑)


がしかし、ここからが世界の壁か・・・
外からすぐにレイルリンクが迫ってきたとき、目を疑ったよ・・・
差されてから一度差し返そうとしたディープインパクトがとても印象的だった。
プライドにまで差されるとは思ってもいなかったけど、強い馬だし仕方ない。


クビ+1/2馬身差の3着・・・
ゴールした瞬間、悔し涙が出ましたよ。
勝ったとき用の嬉し涙のはずだったのにな・・・(笑)
それから30分ぐらい・・・ずっと涙をこらえ馬場を見つめていました。


外国人記者のはしゃぎっぷりにムカついたりもした・・・
落ち込む日本人を写真に撮り捲ってるクソ外国人記者とか普通にウザかった。
K5くんとTるさんも撮られてましたね(笑)
私には、がっかりしているポーズをしてくれと要求までしてきたしね。


 


凱旋門賞を勝ったレイルリンクの表彰式。
ディープインパクトが勝ってたら’
ということを頭に描いて重ね合わせながら表彰式を眺めていました。
目の前でやった表彰式だっただけに、勝ってたら最高の気分だったんだろう(笑)



唯一、自分で撮影したディープインパクト写真。
写真はJゅん爺さんに任せたので、後で焼いて頂きます^^お願いします(笑)



凱旋門賞レース回顧〜


1 レイルリンク 2:26.30
2 プライド クビ
3 ディープインパクト 1/2
4 ハリケーンラン 2.1/2
5 ベストネーム 2
6 アイリッシュウェルズ 短首
7 シックスティーズアイコン 4
8 シロッコ 1.1/2


現地で見ていただけ(録画したのはこれから見ます)なので、
細かいことやペースとかは全く分かりませんが、自分なりに感じたことを書きます。


2〜3番手位置取りに関しては、良いと思います。
スタートしてから少し仕掛けてまであの位置を取りに行ったということは、
武豊騎手や陣営が考えに考え抜いた結果、あの位置がベストと判断したんだろうしね。
前夜にみんなで話していたときも、先行すると私はずっと言っていましたし(笑)


前にシロッコ・内にハリケーンラン・外にレイルリンク・・・
このファーブル包囲網がやっぱり厄介でしたね。
後ろにだけ注意していると、シロッコに抜け出される心配あったし、
シロッコにだけ注意しているとハリケーンランレイルリンクがいるし、
だからこそ、包まれないように道中で外に進路を取ったんだと思います。


折り合いについては、口を割っていたという話しを帰国後に聞きましたが、
現地のビジョンで見ている限りは、折り合っているようにも見えていました。


フォルスストレートで少し仕掛けて先頭集団に並びかけたときも手応え抜群だったし、
直線向いて、後ろの仕掛けを待ってから仕掛け始めたのも完璧に見えました。
そういう過程があったからこそ、
先頭に立ったときは勝ったと思ったし、差されるなんて夢にも思わなかったです。


この正攻法の作戦は色々な見解があると思いますが、
私は武豊騎手は、ほぼ完璧な騎乗をしたと思っていますし、騎乗法も納得しています。
プライドが後ろから届いたからという結果論をよく目にしましたが、
前日からずっと競馬を見ていて、後ろから届いたレースはほとんどなかったですしね。
それを含めてもあの先行策は良かったと思います。


だとすると、何が敗因なのか・・・
挙げ始めたらキリがないように思いますが、整理したいので挙げてみます。


ロンシャンの時計がかかる深くて重い芝
休み明け
59.5㌔の斤量
体調面
ファーブル軍団の作戦
直線で馬体を併せたこと(一度も併せたことがないので)
シ/ロッコが早く脱落して、早めに一頭になってしまったこと
フォルスストレートで軽く仕掛けてしまったこと
先行策という作戦(位置取り)
欧州向けではない血統
単なる実力差



こんなものでしょうか・・・
は勝ち時計が示すとおり、そこまで言うほどの影響はない気がします。
の影響で、最後の直線の伸びが足りなかったことは考えられますね。
は馬体が小さいだけにこたえるだろうから、これもあるでしょうね。
⇒ただ、これだとプライド(58㌔)に負けた理由は説明できないですよね(笑)
は池江軍団があれだけ早くフランス行って入念に調整してたわけだし、
⇒休み明けの中では、最高の出来だったんじゃないのかな。
はやっぱりあるよね。囲んだのは作戦だっただろうし(笑)
⇒日本も2〜3頭出しで対抗するしかないのかもな・・・
は勝負根性がないということになってしまいますが、可能性はありますね。
は追い出しを我慢していたし、あまり関係ないかな。
は最後の伸びに少し影響した可能性はありますね。
は↑でも書きましたが、‘私は’良い作戦だと思っています。
はあるかもなぁ・・・
⇒ディープはSSが強く出ている以上‘欧州向き’では少なくともないですよね。
エルコンドルパサーは母系にサドラーズウェルズ入ってたしね(笑)
はないと信じたい(笑)



こういうのは全てが憶測でしかないから、真実は分からないけど・・・
ディープインパクトという日本最強馬があれだけの入念な準備をしても、
勝てなかった凱旋門賞・・・
この馬が勝てないと私が生きている間に日本馬は勝てないんじゃないかと、
春先から思っていただけに、敗戦したショックは計り知れないものがありました。


エルコンドルパサーのように、1年かけて欧州を転戦しながら凱旋門賞
目指す馬が現れることを期待して、今後も競馬は見ていこうと思います。


それが来年のディープインパクトハーツクライだったら、嬉しいな^^
日本を圧巻したサンデーサイレンス産駒という血統で欧州の芝を克服して、
果てしなく長い伝統を覆すことを、期待して・・・
いつの日か、ロンシャン競馬場で嬉し涙が流せる日が来ることを願って・・・