さて、1年の競馬の締めくくり有馬記念です＾＾
1週間、仕事中も有馬記念のことばかり考えていました（笑）
Point：小回り適正・SS天下（母系に欧州が望ましい）・今年は平均ペースの早仕掛けレースでスタミナ必要・ノースヒルズ3頭・馬場（雨量）・外枠より内枠
面白い血統Pointとして、キングマンボが3着以内に来たのは全てスローで流れて直線でキングマンボのスピードが活きたときのみ（アメリカンボス・エイシンフラッシュ・トゥザグローリー）。
SSのスピードと瞬発力（爆発力）は必須で、中山2500で坂超え2回の長距離でスタミナは当然必要だが、トニービンはココ5年来ていない（4着5着ばかり）。ノーザンダンサー系のコテコテの欧州の方がラストでスタミナが活きる（アドマイヤモナーク・エアシェイディ・ダイワ兄弟・・・）。ダンスインザダークは中山2500の成績悪いが有馬記念は4着が3頭いる。
基本的には小回りなので内枠・先行が有利も3角〜4角で好位にいれば何ら問題なし。スタートしてすぐにコーナーなので外枠の先行馬はマイナス。コーナー6回なのでずっと外を回される馬もマイナス。差し・追い込みは4角で好位にいることが絶対条件。
今年はノースヒルズの3頭が全てのカギを握っていると思う。ビートブラック・トレイルブレイザー・アーネストリーの3頭とも先行馬。どの馬が勝負でどの馬が逃げるのか・・・
アーネストリーは前走スローにも関わらず先行出来ずで、自身も63秒ぐらいでしか行けなくてスピード能力の低下が著しい。ビートブラックは毎回1000m60秒ぐらいで入るのでこの馬が自然とハナのような気もするし、ロングスパートするには2番手からの方が良い。トレイルブレイザーは京都記念のようなロングスパートがベストでこれも2〜3番手が理想。前走2000内回りで59.9で先行したダイワファルコン・大外なので無理にでも先行するしかなくなったルルーシュ・・・
いずれにしても今年のメンバーではスローの瞬発力だけの勝負はないと思うので、キングマンボ系は過去2年より評価下げます。
▼終わったと思う馬
ローズキングダム
アーネストリー
ネヴァブション
オウケンブルースリ
12頭立てとして1頭ずつ見解。
2.エイシンフラッシュ
スローペースではないと思うのでキングマンボで評価下げ・内枠＆デムーロ評価上げ・去年3走目だった有馬記念も今年は毎日王冠使っていて4回目、4回連続で関東遠征で5歳馬・・・天皇賞・秋の激走もあるし、調教が前走よりも軽いのは馬体維持が手一杯で上積みはない。疲れは当然あるはずなので今年は評価下げる。
3.スカイディグニティ
内枠＆スミヨンで評価上げ。今年の中山は馬場がそこまで悪くないので、SSがないのは直線でキレ負けしそう。ロベルトも最近は全然ダメ。まだ成長途上で菊花賞はゴミレベルのメンバー。高速馬場の京都だったので時計的価値もそこまでない。スタミナの証明は見せたけど捲りが簡単に効くようなメンバーでもないしココでは力が足りないのでは。先行したら少し怖いぐらい。
6.オーシャンブルー
内枠＆ルメールで評価上げ。ステイゴールドは内回り坂の中山・阪神でパフォーマンス上げる。タフな中京で差し切り・5走前・3走前の内回り2000で勝ち・4走前に新潟外回りで切れ負けと典型的なステイゴールド産駒だけに中山2500では怖い。でも、アルゼンチン共和国杯で55キロで0.8差（舞台設定合わないのに上がり最速だが）、前走の相手も弱い。まだ力が足りない気がする。
7.ダイワファルコン
トニービンが言われてるほど良くないのが気になるぐらいで母父SSは良い。天皇賞・秋で強気な先行策、福島記念も強気な先行策で結果を出しているだけにココも強気の先行策が濃厚。中山巧者だけど、フェデラリスト・ナカヤマナイトに完敗していて2500も初距離。ダイワメジャー・ダイワスカーレットの有馬記念好走馬の血を引いているが、力量的に強気には買えない。
8.トレイルブレイザー
ゼンノロブロイのミスプロクロスで前向きさが物凄いあってスピードもありスタミナもある。ロブロイ×ミスプロクロスでコスモロビンも中山2500ベストで血統・脚質からの中山2500適正はNO.1だと思う。万全なら◎候補筆頭だったのですが、あの調教で最高峰のG1で勝負になるとは到底思えない。
9.ルーラーシップ
出遅れがなければ宝塚記念でもハイペース先行して2着という強い競馬しているし、出遅れないである程度の先行すれば好走するでしょうねぇ。大跳びすぎるので外を回してノビノビ走らせるのが理想でこの枠も良かったと思う。キンカメ・トニービンで個人的にはやはり天皇賞・秋、ジャパンカップで狙いたかっただけに◎には出来ない。
10.ダークシャドウ
ダンスインザダークが中山2500全然ダメ。デルタブルースの1000万とコンラッドの1600万の勝ちしかない。さすがにマイナス材料。
有馬記念は4着が3頭（ツルマルボーイ・ダイタクバートラム・フォゲッタブル）でザッツザプレンティ・デルタブルースはともにジャパンカップからパフォーマンス下げた。
ただ・・・馬体の繋の形から中山も問題ないパワー型に見えるし繋も脚も長めで長距離も走れる（天皇賞・春に出て来ても◎候補）。札幌記念で小回り2000で先行した経験は大きいし、あのレースの仕方がこの馬の理想の形に個人的には見える。右回りも6戦4連対なら問題ない。
瞬発力に頼りすぎていて他の馬にキレ負けしている（天皇賞・秋もハイペースをスタミナと未脚の持続力で乗り切った）。この馬、いつも上がり最速は使えていないのはそういう理由ではないでしょうかね。ムーアさん5〜6番手ぐらいから4角で先頭に並びかけるイメージで進めてくれませんかね。
前走よりも2週続けて強い調教をしていながら調教後馬体重+8キロ。まだ15戦目ですし馬違いなく充実期。
コレは個人的な勝手な妄想ですが、天皇賞・秋、ジャパンカップで足りなくて有馬記念で大逆転！ハーツクライ的な香りがしませんか？（笑）
11.トゥザグローリー
2年連続3着は間違いなくスローペースで直線でキングマンボのスピード能力が最大に発揮されたことだと思う。それだけに今年の想定ペースではイラナイと思いつつ、3年連続有馬記念3着のナイスネイチャの件もあるので・・・（笑）
13.ゴールドシップ
今年の有馬記念はこの馬がキーポイントですよねぇ。この馬も内回り・坂・道悪でパフォーマンスを上げたステイゴールドらしい馬。黄金配合だし血統的にケチをつけるところはないです。
ただ・・・この馬は前走1000mを62.5秒〜64.0秒ぐらいでしか行けないというのが最大のマイナスポイント。唯一61秒9で前半入った日本ダービーだけ上がり最速だけど5着と前に届いていないのも事実。先行したと言われている共同通信杯も前半は63秒台。あんなのは先行とは言えない。
今年の想定ペースから63秒で入れば先頭と15〜18馬身差ぐらい。中盤もそこまで緩まないはずでさすがに捲り切れないと思う。62秒で入れば10〜12馬身差でこのぐらいなら捲り切れそうだけど、早め捲りで直線での伸びがどうかというところ。けっこう流れてくれそう展開も向きそうですが、菊花賞も相手が弱すぎて時計も高速馬場で過信出来ないし、強いのでしょうけど△止まりとさせて頂きます（笑）
14.ビートブラック
トニービン（ミスキャストはSSではなく個人的にはトニービン）×ブライアンズタイム（ロベルト）で今の有馬記念には合致しない。外枠の先行馬というのもマイナス。溜めても何も持ち味が活きないので早めロングスパートが濃厚。天皇賞・春のような可能性はなくもないが、小回り中山ではその策は後続についてこられるのでこの舞台設定では厳しいと思う。
15.ナカヤマナイト
中山巧者・道悪巧者でステイゴールド的な馬。オールカマーの勝ちっぷりも素晴らしく有馬記念好走パターンの馬（AJCC・日経賞・オールカマーで好走）ですが外枠は大きくマイナス。この馬の最大の欠点は母父カコイーシーズ。あまりにも底力がなさそうでG1を勝つ馬（まして有馬記念）とは到底思えない。3着候補では狙えても1着候補では絶対買わない。
16.ルルーシュ
内枠なら◎候補だった馬。アルゼンチン共和国杯のハイペース早め先頭押し切りでスタミナの証明。ゼンノロブロイ×グレイソブリン×ダンシングブレーヴ×ロベルトとスピード能力も底力も充分。ただフルゲートの大外はさすがに厳しい・・・。大外から強気に先行して押し切れるほどの力はないと思う。
◎ダークシャドウ
○ルーラーシップ
△ゴールドシップ
△ナカヤマナイト
△ルルーシュ
△エイシンフラッシュ
△オーシャンブルー
正直、枠順・調教も加味したら◎にしたい馬が1頭もいないというレースになってしまいました。
◎候補のルルーシュが大外・トレイルブレイザーが調教酷すぎ・・・
信頼出来る軸馬がいないときだからこそ、血統的にはまず買えないダンスインザダーク産駒ですが、ハーツクライ的な香りがする自分の直感を信じてみます（笑）
天皇賞・秋、ジャパンカップを見ていても実績的には充分ですし、自分が感じた馬体からの適正・ムーアさんが強気な競馬をしてくれることを期待して◎ダークシャドウで勝負します＾＾
歴史は繰り返すモノではない。歴史は塗り替えられるモノ！！
ダンスインザダーク産駒が有馬記念で初めて馬券圏内に突入することを期待して中山競馬場に出陣してきます！！
