腸閉塞の検索でこの日記に来られる方も多いので、体験談を記載。
9歳のとき、盲腸で腹膜炎を起こして大手術をして・・・
その開腹手術が原因となり、腸が癒着しやすい状態となり・・・
13歳のとき、初めての腸閉塞。。。
そこから、23年間で8回入院。
軽い腸閉塞も含めると、50回以上（もしかしたら100回くらい）はなっていると思います。
なぜ、今まで手術をしていないのかというと・・・
●腸閉塞で死ぬ可能性がほぼない。重症でなければ、数日我慢すれば治ることが分かっている。
●開腹手術にて、腸が細くなって詰まりやすい部分を切って、腸と腸を繋げるという手術は何度も勧められましたが、それをすることによって、開腹した場所がまた癒着しやすくなって、腸閉塞になる可能性がある。
と色々な病院で言われていたので・・・
手術する意味ないよね？と思っていたわけです。
そんな中、昨年の4月に入院したときのことです。
【腸閉塞の名医はいないのか・・・？】
ふとしたことから、調べたわけです。
前にも腸閉塞の手術症例数の多い病院とか色々と調べたことがあったのですが・・・
『腸閉塞 専門外来』
これで検索したところ、腸閉塞の専門外来っぽいところがあることを発見。
記事を読んでいると・・・
この腸閉塞外来では、『内視鏡による腹腔鏡手術で腸閉塞の手術をする』という内容。
めっちゃ興味があったのと、純粋に専門外来で話しを聞いてみたかったので、昨年秋に初受診。
ちなみに、紹介状がないと3000円かかりました（笑）
自分の症状を説明したところ・・・
●自分ぐらいでは、腸閉塞に頻繁になっているわけではない（らしい）
●事前検査において、原因となっている場所を特定可能だと思われる
との理由から、内視鏡での手術で可能だと思われるという見解をしてもらいました。
手術についてはひとまず保留にしましたが・・・
●年齢を重ねるごとに腸閉塞の頻度が多くなるということは知っていた
●限界を超える痛みの腸閉塞になったときに、イレウス管を入れるのがマジ嫌
という理由から、手術を受けることにしました。
事前検査は、胃カメラ（内視鏡）・大腸検査・バリウム検査・肺検査・血液検査など。
2ヵ月〜3ヵ月のうち、3日間検査日を決定して、検査をしていく感じ。
そして、ついに手術をしてきました。
1月22日：入院
1月23日：手術
1月28日：退院
えっ？
手術して、6日目に退院できるの？（笑）
というくらい、回復が早かった。これは正直、驚きました。
手術に関しては・・・
前日から下剤を飲んで、お腹の中を空にして・・・
当日朝に手術室に入れられて、麻酔されて、気が付いたら終わっているだけ。
手術は、内視鏡を入れてみて、腸の状態が初めて分かるので、内視鏡で剥離しきれない場合などは、開腹手術に切り替える可能性があると伝えられていましたが、自分の場合は、内視鏡手術だけで無事に終わりました。
●腸が細くなっている部分（最原因）を剥離
●腸と腸の癒着があった部分を剥離
お腹は3カ所切られましたけど、傷口はホント小さい。
手術後に関しては・・・
手術当日だけ傷の痛みでキツイですが、腸閉塞になるよりは痛くありません（笑）
この日だけはずっとベットの上で寝たきりです。何も出来ません＾＾；
キツイと言っても、痛み止め・睡眠薬を点滴から注入してもらえば、眠れます。
●酸素ボンベ（当日午後に外れた）
●尿管（点滴を持ちながら、歩けるようになった翌日に外れた）
●着圧ソックス（歩けるようになった翌日に外れた）
●点滴（食事が出始めた術後3日目に外れた）
という感じで、トントン拍子で回復していきます（笑）
内視鏡手術＆人間の身体はホント凄い。
歩くときに痛みはまだ少しあり、お腹をかばう分、背中に負担がかかったりとまだまだ万全ではありませんが、1ヶ月もすればほぼ気にならなくなるとのこと。
薬に関しては、処方しなくても大丈夫と言われましたが・・・
今まで15年近く飲み続けてきたのと、効果があるのは分かっているので、お腹が張ったときには、ツムラ100をこれからも飲もうと思います。
そういう方も多いとのことで、処方してくれました（笑）
ちなみに、内視鏡手術後の腸閉塞の再発率は3％ほどだそうです。
腸閉塞で苦しんでいる方々、一度、この病院に受診してみてはいかがでしょうか。
自分が腸閉塞を経験してきて効果があったのは・・・
●ツムラ100を朝・昼・晩の食前にしっかり飲む。
●起床時間・睡眠時間（生活リズム）を安定化させる
●毎日の朝食を食べる（サラダ・ヨーグルト）
●ウィダーインゼリーやサプリで栄養
●ランチ後の散歩
●適度に腹筋
そんなところです。
とにかく、腸を動かすのが大事。
この手術によって、今後、腸閉塞にならないことを切に願います。
手術をしてくれた、病院・先生に感謝です。ありがとうございました＾＾
